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え~と辛口コメントありがとうございます・・・ 自慰小説ですか・・・ まぁ たしかにそうですね・・・ ここまで言われると逆に清々しいくらいです・・・ 一応私なりに他のSSを読んだり映画を見たりなどで勉強はしているのですが・・・ まだまだ足りないようです・・・ しかし今更ながら思うのですが管理局はなのはのような幼い少女の力を借りる必要性はあったのでしょうか? 民間人と言っている時点で個人の意思は別にしてもう関わる必要性はないはずなのですが・・・ 貴方の言う通り他のSSの影響は受けてはいますがSSや映画の方を見ているとどうも納得いかない部分や、やる必要はあるのかという部分があるので私は管理局が嫌いです。 極力頑張って勉強はしてみます。 ただ私は我が道を行くタイプなのでお気にめさないかもしれませんがどうか暖かい目で見守ってはいただけませんか? あと誤字の報告ありがとうございます 「すまん。SS速報は好きじゃないんだ」 それが 1の出した選択であった。 別に本気でSS速報が嫌いなわけではない。だが彼は不安だったのだ。 なぜなら―――― 「禁書ssスレがこんなに……!?」 生半可な書き手である 1にとってSS速報の壁はあまりにも高く、そして厚かった。 目の肥えた読者たちが跋扈する、まるで獄中のような厳しさを耐え切る自信と技量が 1にはなかったのだ。 あんなところで書いたところでレスはもらえない。そのことを一番理解しているのは 1自身であった。 「SS速報でやれよ」 「建て直しすんな」 誤謬なき野次が 1の信念を掻き乱し、欠けたガラスのように鋭利な言葉が 1の心を抉った。 「……」 返す言葉が見当たらない。否、下手な返答をすれば『叩かれる』ことを理解した上でのスルーだった。 それ故、彼は『好きじゃない』とどうにでも取れるような『逃げ』を意識した返答を出すに留めたのだ。 しかし、その答えはSS速報の内情を知る者たちの失笑をかってしまうほどの悪手であった。 SSスレは改行や投稿制限がVIPとは比べ物にならないほど緩やかで、書き手にとってはVIPよりも遥かに良好な環境であるからだ。 (俺はなんとしてもVIPで書ききる……! そしてss乞食共から賞賛レスをかき集めてまとめに載り、名作を作った神として歴史に名を刻むんだ……!) ――その日の夜中、 1が立て直したssスレは無情にもdatの欠片となり電子の海へと消え入った。 http //hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1310915188/429-430 がどこから持ってこられたのかが不明 ポコポコ投入したオリジナル設定でリアリティを表現したつもりになってるんだろうけれど 結局それで何を書けるわけでもなく、設定に沿った惰性的な話が続くだけ 面白いものを書くためのノウハウを持たず、それっぽい文章を積み上げるだけで悦に浸ってるタイプ 読んでる奴らも話が展開するのを眺めていたいだけ サザエさんを見てるのと似たような精神状態 こういうのが増えて平均レベルが下がると、SSスレを開いて読もうという気力が削がれるのでやめてほしい あーインスピレーション湧いてきたわ 続き書いていい? 結構有名な書き手なんだが 終わりです!読んでくださった方々、支援してくださった方々、本当にありがとうございました! 特に毎回支援してくれた方、本当に感謝しています! はじめての連載だったので、最初は投下レス数が異常に少なかったりして、 まぁ今もまだまだ未熟ですが、楽しかったです! 話の中にちょっとした矛盾もあるかもしれませんが、それも未熟なので許してください。 ほんとうにありがとうございました! 最後までお読み下さり、誠にありがとうございます。 皆様、お気づきかもしれませんが、この話のテーマは“家族愛”です。 人と人との関係が希薄な昨今、やはり最後まで味方でいてくれるのは家族だけだと思います。 皆様にこの作品を通じて、家族の大切さを再認識していただけたらと思います。 長々とお付き合いいただき、重ね重ね感謝の言葉を述べさせていただきます。 最後にこのような駄文を載せることは蛇足と思いながらも、謝辞を言わせていただきます。 自分は、物書きとしてまだまだだと思いました。 力量不足のため、わかり辛い表現が多かったことも多々あったと思います。 それでもお読みくださった皆様に御一層の発展を願います。 すごく読み応えがあっておもしろかった SSとは思えないような完成度 随所に張り巡らされた伏線とその鮮やかな回収の仕方 登場人物たちの事細かな心理描写、それによって成せるリアリティある会話 特に律が死んだ時の澪の不安定な気持ちなんかすごい感情移入しちゃって見てるこっちがハラハラしちゃったよ そして飽きのこないストーリー展開、王道でありながら新しいストーリはこの作者独特のレトリックによって成せる新ジャンル 間違いなくこの作者はいずれプロの作家として大成するんだろう こんなすばらしいSSに出会えてよかった 次回作も期待してるからがんばってくれ うーん… 物書きとしてゆるせないんだが 何この幼稚な文章
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744 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/04(月) 21 53 08.43 ID 7DSIJ9VCo … ~森の近くの村~ のどかな田舎の夕方。 農家の老夫婦が畑仕事を終え、麦茶を飲んでいた。 老人「ふぅ~、今年はいいトウモロコシができたのー」 老婆「そうじゃの。ふふ、東京の息子に送ったら喜ぶかのう」 老人「ばーさんや、あいつはもうそんなトシじゃねえ。トウモロコシなんかよりいーもんいっぱい食っとる」 老婆「…しばらく便りも寄越さんで、なにしとるんかのう」 老人「寂しいのう…元気にしとりゃいいんじゃが」 746 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/04(月) 21 56 31.99 ID 7DSIJ9VCo 老婆「さ、お風呂沸きましたよ。お入んなさい爺さんや」 老人「おお、じゃあひとっ風呂浴びるかのう!」 …… 老人は、風呂に浸かる。 老人「ふぅ…極楽じゃわい」カポーン 老人「このひとっ風呂が、腰の痛みに効くんじゃよな~。ふぅ~…」 ギャー!ワー! 老人「ん?…婆さんの声…?」 老人「ばーさん?どうした!」ザパァ 老人は、ろくに服も着ずに居間へ駆けつけた。 749 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/04(月) 22 01 22.00 ID 7DSIJ9VCo 老人「ばーさん!」ガラッ 居間にいたのは。 アライさん1「ここは居心地良さそうなのだ!」 アライさん2「お野菜美味しいのだ!黄色いツブツブが甘くて美味しいのだ!」モグモグ アライさん3「たくさん食べるのだー!」モグモグ アライちゃん1「なのだー!」ゴロンゴロン アライちゃん2「ひろくてきもちいのだー!」ゴロンゴロン アライちゃん3「かいてきなのだー」ノンビリ 老婆「」グッタリ 老人「ば…ばーさん!お前らばーさんに何をした!」 アライさん1「アライさん達がご飯食べてたら、こいつが襲いかかってきたのだ!だからやっつけたのだ!」 アライさん2「正当防衛なのだ!」 アライちゃん1「なのだー!」ヨチヨチ アライちゃん2「せーちょーぼーえーなのだ!」ヨチヨチ 751 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/04(月) 22 07 32.38 ID 7DSIJ9VCo 老人「ぬっ…ぬがあああ!殺してやるうぅ!」バッ 老人は、鉈と鎌を持って飛びかかった。 アライさん1「たっくる!」ドガァ 老人「ぎゃっ!アッ痛ッだだーッ腰が!腰がグギっと!」ドテッ アライさん2「弱いのだ!こいつもやっつけるのだ!」ズイッ アライさん2は、畑を耕す鍬を持っていた。 アライさん3「正義の鉄槌なのだ!」ズイッ アライさん3は、シャベルを持っていた。 アライさん2「のだぁ!」ズガァ アライさん3「のだぁ!」ズブシャ アライさん1「なのだぁ!」ドグシャ 756 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/04(月) 22 11 04.87 ID 7DSIJ9VCo … 老人「」 老婆「」 老人と老婆は血塗れになり、ピクリとも動かなかった。 アライさん1「敵を倒したのだ!」 アライさん2「なんだか強くなった気がするのだ!」ピカー アライさん3「正義は勝つのだ!」 アライちゃん1「おかーしゃんちゅよいのだー!」キャッキャッ アライちゃん2「これでのんびりできるのだー!」ピョンピョン アライちゃん3「わるいやつはやっちゅけたのら!このおうちはもうあんぜんなのらぁ!」ワイワイ アライさん1「まだなのだ。死体はほっとくと臭くなるのだ。どかすのだ」ズルズル アライさん2「あのゴミ捨て場に捨てるのだぁ」ズルズル アライさん3「ポイなのだ!」 老人と老婆は、牛糞の肥溜めに投げ捨てられる。 老夫婦は牛の糞と藁の中に沈んでいった。 759 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/04(月) 22 18 03.84 ID 7DSIJ9VCo 襲われたのはこの家屋だけだろうか。 違う。 悲鳴とアライさんの声は、村のあちこちから聞こえていた。 … 夜が明けた。 鶏が鳴くより早くから、アライさん達の声が聞こえていた。 「ヒトに勝ったのだぁ!」 「残ったやつらもみんな逃げていったのだぁ!」 「大勝利なのだぁ!」 「アライさんにお任せなのだぁ!」 「お野菜が美味しいのだ!」 「こっちの鳥も美味しいのだ!」 769 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/04(月) 22 31 03.31 ID 7DSIJ9VCo … 木々が立ち並ぶ夜道を、村から逃げていく人々が歩いていた。 20人程だろうか。 子供「うえーん!」シクシク 青年「…もう警察に電話したからな。しかし、なんてことだ…くそっ…」スタスタ 年配女性「アライさんのせいで…父ちゃんも、母ちゃんも…」スタスタ その時。 子供「あうっ!」ドガァ 青年「!?ど、どうした!」タタッ 子供の頭に、小さな岩がぶつかったのである。 「逃がさないのだ!」ガサッ 「助けは呼ばせないのだ!」ガサッ 青年「あ…あ…」 アライキング・ボス「お前達が悪いのだ!」ブンッ 青年「ぎゃっ!」ドサッ また一人。また一人。 岩にぶつかり、倒れていく。 アライキング・ボス「お前達が先に、何も悪いことしてないアライさんを殺したのだ!これはその報いなのだ!」ブンッ … 村から逃れたものは、誰一人いなかった。 772 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/04(月) 22 34 18.86 ID 7DSIJ9VCo … 翌日。 村ひとつがアライさんに襲撃されたニュースは、全国で大々的に報じられた。 官邸も、フレンズ省も、特定有害駆除対象フレンズ根絶委員会も大騒ぎだ。 職員「か、会長!奴ら、どうするのですか!?」 会長「根絶やしにするのです」 大臣「皆殺しなのです」 職員「一体どうやって!?今までだって、ずっと駆除活動してきたのに、こんな調子だったじゃないですか!」 大臣「それは、この害獣が…人の命までは脅かさない存在だったからなのです」 職員「え…」 777 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/04(月) 22 38 40.54 ID 7DSIJ9VCo 大臣「たった今、特定有害駆除対象フレンズ達への警戒レベルに上がったのです」 職員「警戒レベル…?」 大臣「内閣総理大臣が承認したのです。特定有害駆除対象フレンズの活動が、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある事態…だと」 職員「…まさか」 779 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/04(月) 22 41 01.90 ID 7DSIJ9VCo 大臣「日本を…」 大臣「武力をもって防衛しなくてはならない緊急事態なのです」 アライハザード② ~侵入される都市~その1 パート2へ戻る
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248 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2018/08/31(金) 23 31 01.66 ID Mb9Zl+VOo 人工アライ アライさんは動物の生餌として非常に栄養価が高い事で知られていますが人間に危害を加えたり伝染病感染の危険が有るため野生のアライさんを捕まえたり殺処分するには許可が必要になっていました。 そこで登場したのがマウスアライちゃんです。 マウスアライちゃん、略称Mアライちゃんはアライさんを実験動物化したもので本来の大きさよりも小さくなっています。 一見幼獣の頃のアライさん、通称アライちゃんの様にも見える事からMアライさんではなくMアライちゃんと名付けられたそうです。 249 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2018/08/31(金) 23 31 41.40 ID Mb9Zl+VOo Mアライちゃんは成獣でもネズミ程の大きさまでしか成長せず、成獣で人間の青年期程の身長まで成長するアライさんと比べてとても小さいです。 それ故に様々なペットの生き餌として活用する事が可能となりました。 また本来の目的である生物実験でも量と質を満たすMアライちゃんは最適な実験動物と評されています。 250 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2018/08/31(金) 23 33 04.78 ID Mb9Zl+VOo Mアライちゃんの特徴と対比 Mアライちゃんはその名の通りマウスとアライさんの特徴を幾つか持ち合わせた生物です。 姿形はアライさんを小さくしたような容姿でマウスの面影はありません。 先に挙げた大きさも特徴の一つで、この小型化によりアライさんやアライちゃんを育てるよりもとても飼いやすく、養殖も容易になりました。 アライさんが飼育に向かない理由の一つとして成長すると狂暴な面が見られるようになり、小さい頃から育てていても言うことを聞いてくれなくなるのは有名です。 Mアライちゃんはその点を考慮しデザインされました。 暴れてもアライちゃん程度の力しかないので成長して凶暴化してもそのまま飼うことも、処分することも格段に容易になっています。 251 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2018/08/31(金) 23 33 57.40 ID Mb9Zl+VOo アライさんがアライグマとの交尾で繁殖するようにMアライちゃんはマウスとの交尾で妊娠と出産を行い繁殖。 妊娠期間はマウスと同じく20日程で、Mアライちゃん一匹あたり5~10匹出産し、アライさんの一度の出産数の約2倍することが可能です。 またMアライちゃんは一ヶ月程度で成獣し、その間に言葉を話し二本足での歩行も出来るようになります。 252 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2018/08/31(金) 23 35 10.14 ID Mb9Zl+VOo 脱走して爆発的に繁殖してしまうのではないかと心配をしている方もいらっしゃるでしょう。 ご安心をこのMアライちゃんという生き物はアライさんと決定的な違いがありそれが抑止となり野生での繁殖を困難足らしめています。 その違いが体内でサンドスターと言われる物質を生成出来るかどうかの違いです。 アライさんは通常の食物を食べるだけでもサンドスターを体内で必要分生成することが可能ですが、Mアライちゃんは体内で必要分生成することが出来ず、サンドスターを含む食物をある程度摂取しないとやがて衰弱して死んでしまいます。 253 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2018/08/31(金) 23 36 12.09 ID Mb9Zl+VOo サンドスターを含む代表的な食物はアライさん、Mアライちゃんの母乳や血肉、人工サンドスター入りのペットフード等が挙げられます。 この内アライさんしか現在の自然界には存在していないので例え逃げ出してもやがて死に絶えてしまうでしょう。 また飼育中、サンドスター量が足りないと仲間であろうと喰らい合うこともあるので注意が必要です。 如何でしたでしょうか。 Mアライちゃんをざっとご紹介いたしましたがもし気に入って頂ければご購入を宜しくお願い致します。 254 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2018/08/31(金) 23 37 17.31 ID Mb9Zl+VOo おまけ 野生での生態実験記録 今回の実験はアライさん実験施設森の一画を借り受けてMアライちゃんが何処まで生存できるかの記録を測る。 人工サンドスターを含む食糧は配置してあるが少量しか無いためどの様な工夫や本能が見られるか注目したい。 また区画の中にはアライさんの一家も住んでいるのでどういった反応を見せるかもポイントのひとつであろう。 観測初日 Mアライちゃんとその子供数匹とつがいの雄のマウスをケージごと区画に置いて入口を開けてやり観測をスタート。 最初は自由になったことに戸惑っていた様だがお腹が空いたのか数分もすると餌を探しに歩き始めた。 スタート地点の近くにあるアライさん用の餌箱を見つけ中にある餌を食べている姿を発見。 母Mアライちゃんは近くの木の下にあった穴を見つけそこを更に掘って巣に使うようだ。 255 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2018/08/31(金) 23 38 00.60 ID Mb9Zl+VOo 以下映像記録 Mアライちゃん母「ふぅ、近くに巣にできそうな場所があって助かったのだ」 Mアライちゃん1「こっちはごはん見つけたのりゃ」 Mアライちゃん2「持ってきたからママも食べるのりゃ」 Mアライちゃん3「妹達が後からもっと持ってくるのりゃ」 ノリャノリャノリャ~♪ Mアライちゃん母「ん?帰ってきたのだ?」 Mアライちゃん4「ママ!ママ!凄いの見つけたのりゃ!」 Mアライちゃん5「あらいさん達と同じ姿だけど全然匂いが違うのりゃ!」 Mアライちゃん6「とぉっーても美味しそうなのりゃ~♪」 アライちゃん「ぴぃぃぃいいい!はなちてぇ!ありゃいしゃんおかあしゃんのところのかえりたいのりゃ」ビェェン どうやら巣を勝手に離れ迷子になった所をMアライちゃん達に捕まってしまったようだ。 Mアライちゃん母「こいつ狭い所に閉じ込められてた時にもらったごはんと同じ匂いがするのだ」 おそらくMアライちゃん用の餌の事を言っているのだろう。 Mアライちゃんは生命活動に必要なサンドスター量を体内で生成することが出来ない為人工サンドスターを餌に混ぜて与えている。 推測だが本能的に自身らに必要なモノを見分けているのかもしれない。 256 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2018/08/31(金) 23 39 00.87 ID Mb9Zl+VOo Mアライちゃん1「早く食べるのりゃ!」 Mアライちゃん2「みんなで山分けなのりゃ」 アライちゃん「ありゃいしゃんはたべものじゃないのりゃああ!」 Mアライちゃん3「お姉しゃん、ここじゃ危ないからママが作った巣で食べるのりゃ」 Mアライちゃん4「近くにでっかい生き物の気配がしたのりゃ」 恐らく近くにアライさんが居たのだろう。 自分のアライちゃん探していたのかもしれない。 Mアライちゃん母「ふぅむ、いい匂いがする餌はとりあえずコイツしか居ないからちょっとずつ食べるのだ」 Mアライちゃん1「その前に」 Mアライちゃん2「逃げられないように」 Mアライちゃん3「手足を食べるのだ!」 アライちゃんはいつも食べていた餌よりもサンドスターの濃度が高くMアライちゃん達にとってはご馳走でありサンドスターを補充できる貴重な栄養分なのだろう。 アライちゃん「ピィイイ!?おがあぁじやぁぁんたじゅげでぇあぎゅ!?ガブゥ」 Mアライちゃん母「ガブガジガジうるしゃいのだ、ペッさぁ巣に入れる前に手足を食べるのだ!」 Mアライちゃんs「「のりゃ~!」」 ーーー この後アライちゃんは宣言道理手足を喰われ巣の中に連れ込まれてしまった。 今回の記録はここで一時中断する。 連れ込んだアライちゃんをどうするのか。 今後成体のアライさんとどの様に関わっていくかなど見ていきたい。 以上を今回のレポートとする。 終わり 257 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/31(金) 23 47 11.49 ID Ew4CIlL4o いいね!乙! 258 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/08/31(金) 23 57 51.87 ID WQsR/Nqs0 乙 新しい可能性の芽が出てきたか? 261 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/09/01(土) 04 09 18.22 ID NfAoItP70 256 乙 なんか知らんがジュラシックパークの原作思い出したぜよ 確かミニチュアの象を造るとか中々トチ狂ってたな アライさんのssへ戻る
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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 23 34 43.86 ID Dm/oP8pSO ≪このSSは一部残酷な描写が含まれます≫ ≪動物には罪はありません、動物はただ生きているだけです≫ 2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 23 35 12.86 ID Dm/oP8pSO ある日、僕は森で小さなアライさんを見つけた 「お腹が空いたのだ…」 アライさんはうずくまって震えていた とてもお腹が空いているようだった アライさんは害獣だから、見つけたらすぐに殺さなきゃいけないんだってお父さんは言っていた でも、怯えるようにこちらを見つめてくるアライさんを見ていたらとても害獣だなんて思えない 周りを見ても、親のアライさんはいないようだった 捨てられたのか、それとももう死んでしまったのか 最近はアライさん対策の罠も多いって聞くから、それに捕まってしまったのかもしれない とにかく、このアライさんは一匹ぼっちだった 「うわっ、何をするのだ、離すのだ、アライさんをどこに連れて行くのだ」 だから僕は、いけないことだってわかってはいたけどアライさんを抱き上げて家に連れて帰ったんだ 3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 23 35 48.11 ID Dm/oP8pSO 「美味しいのだ!美味しいのだ」 僕の部屋で、アライさんは夢中でご飯を食べている 僕の晩御飯を、お母さんに部屋で食べると言って持ってきたものだ 少し前まではお母さんは食卓を一緒に囲むことに強いこだわりがあったんだけど、最近は 「むぐっ…ぐぐぐぐ…」 うわっ、アライさんがパンを喉に詰まらせた! 背中を、こう叩いて叩いて 「ゲホッ、ゲホゲホ、ううっ、助かったのだ、お前は命の恩人なのだ」 …うーん、基本偉そうなのは少しうざいかもしれない 4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 23 36 33.45 ID Dm/oP8pSO 「zzz…」 アライさんは眠っている きっと疲れているんだろう よく見ると体にはいくつも傷があるし、頬もこけている 僕が拾うまでの暮らしは、きっと楽なものではなかったんだろう 守ってくれる親がいない子供のけものが今までどうやって生き延びてきたのか それを思うと少し胸が傷んだ 害獣がどうとかなんて関係ない これからは僕が親代わりになってアライさんを育ててあげよう 僕はそう思ったんだ 5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 23 37 11.98 ID Dm/oP8pSO それからの日々は、楽しかった 「ふはははは、アライさんは三輪車の操縦が上手なのだ」 親に見つかったら大変なことになりそうだから、部屋からはあまり出してはあげられなかったけど 「ううっ、わたあめを洗ったら消えてしまったのだ」 生き物を飼う、それは新しい発見の連続だった 「一緒のお布団は暖かいのだ」 僕とアライさんは、一緒に遊び、一緒に御飯を食べて、一緒に眠った 「アライさんにおまかせなのだー」 時々うざかったけど、それでもアライさんはよくなついてくれたし、僕たちは最高のフレンズだったんだ …あの日までは 6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 23 38 37.13 ID Dm/oP8pSO その日、僕はお使いで隣の町まで買い物に行っていた 「退屈なのだ、アライさんも連れて行くのだ」 アライさんはそう言っていたけど、他人にアライさんを目撃させる訳にはいかない みんなアライさんを害獣だと思ってる そんなことないって言ってもきっと信じてはもらえない 悲しいけど、僕はまだ子供だから周りの大人を説得するのは難しい アライさんを一匹で待たせてしまうのはかわいそうだから、僕は早めに用事を済ませて急いで家に帰ったんだ …うん、わかってる 僕が間違ってたんだって なんでアライさんが害獣って言われてるのかを、考えようともしてなかったんだって 7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 23 40 14.74 ID Dm/oP8pSO 「キャアアアアアアアアッ」 玄関のドアを開けようとした瞬間、お母さんの声が、ううん、悲鳴が聞こえた びっくりして一瞬固まって、そして急いでドアを開けて家に飛び込んだ そこで僕は見てしまったんだ 泣き叫ぶお母さんと、お母さんに抱えられた血まみれの赤ん坊 「なんなのだ、アライさんの食事を邪魔するななのだ」 そして、口の周りを血に染めたアライさんを 「あっ、やっと帰ってきたのだ、お腹が減ったからこれを食べていたのだ」 アライさんは、悪びれる風もなくお母さんに抱かれた瀕死の赤ん坊を、アライさんを拾う少し前に生まれた僕の妹を指差して言った 僕がその時アライさんに何を言ったか、もう思い出せない だけど 「アライさんがその女にご飯を盗られたのだ、アライさんは悪くないのだ」 アライさんがお母さんを睨みながらそういったことだけは覚えている 8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 23 41 18.05 ID Dm/oP8pSO その後は色々あった気もするし、大したことはなかった気もする もう記憶が曖昧だけど、部屋は台風が過ぎたような状況になり、気づけばアライさんは姿を消していた 窓が割れていたから、きっとそこから逃げたんだと思う そしてそれからの事は、その時思ったことはよく覚えている 僕がアライさんをこっそり部屋で飼っていたことは、当たり前だけどすぐにバレた お父さんはこれまで見たことがないくらいに怒って僕を散々に叩いた 僕を大馬鹿者だって、クソ野郎だって顔が腫れ上がるまで殴った …うん、本当にそう思う 僕だって出来るものなら数週間前に戻って自分を殴りたい、いや殺したい 害獣がどうとかなんて関係ないだって? そんなわけないじゃないか 馬鹿は死ななきゃ治らないって言うくらいだ アライさんをこっそり保護しようだなんて考えた僕は、あの時点で死んでおくべきだったじゃないか 9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 23 42 10.58 ID Dm/oP8pSO 酷い障害は残ったけれど、それでも妹は一命を取り留めた それだけはまぁ、この一件における唯一の救いではあったと思う それしか救いがないって時点で救いようのない話だけど だからせめて、こんなことを少しでもこれから起こさないようにするために、あれからの俺は色々なことを学んだ 先達に教えを請い、やるべきことを淡々とこなしながら今を生きている 「」 今日も罠にかかったアライさんを速やかにガスで殺処分した 最近は更に数が増えたようだ 殺しても殺しても次々に湧いてくる でも、やらなきゃもっとひどいことになる 俺はため息を一つつき、違う罠へと足を進めた そこで、俺は 10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 23 43 02.53 ID Dm/oP8pSO 「ううー、捕まってしまったのだ…」 ああ…このうざい口調は… 「ああっ、お前はあの時の人間なのだ」 少し、驚いた まさか向こうも覚えているとは思わなかった 「助かったのだ、早くここから出すのだ」 更に驚いた、こいつは俺が自分を助けるものだと信じて疑ってないらしい 「どうしたのだ、早くするのだ、それと何か食べ物があったらよこすのだ」 言葉は通じているが、心が通じているわけではない そんなことはとっくに思い知っていたつもりだったがまだまだ認識が甘かったようだ もう、これ以上の会話に意味はない 俺は密閉とガスの準備を始めた 11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 23 44 05.35 ID Dm/oP8pSO 「な、なんなのだ、冗談はやめるのだ」 ようやく俺が何をしに現れたのかを理解したらしい 初めてアライさんは怯えたような表情を見せた いや、初めてじゃないな 子供の頃に最初に出会った時に浮かべていたのと同じ表情だ それに俺が身勝手な解釈をしてしまったからあんなことが… 「やめるのだ! やめてほしいのだ!」 アライさんが暴れる 無駄だ、昨今のアライさんの被害拡大に伴い最近の罠はアライさんの牙や爪では決して破れないように改良が進められている 俺は作業を続ける 罠ごと密封し、ガスボンベを取り付ける 17 :1 :2017/05/14(日) 00 33 51.74 ID HvJ8pjf7O 12を修正 「助けてほしいのだ! アライさんは死ぬわけにはいかないのだ!」 アライさんが必死に訴える 「子どもたちが待ってるのだ! ご飯を持って帰らなきゃいけないのだ」 アライさんが泣き叫ぶ 「たす…」 ガスを、噴出した そして声も悲鳴も聞こえなくなった …子供が出来てたのか じゃぁ、そいつらも見つけ次第殺処分しなきゃな 俺は歩き出した 13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/13(土) 23 45 36.98 ID Dm/oP8pSO エピローグ ご飯を探してくると言って出ていったママが帰ってこない お兄ちゃんもお姉ちゃんも、気づいたらいなくなってしまった どうしよう、お腹が空いて、寂しくて、あたまがくらくらする お腹が空いたのに、ここにはご飯がない こんなに寂しいのに、ママは帰ってこない だからボクは、最後の力を振り絞って外に出た 初めて見た外の世界は、とても大きくてとても広かった 端っこが見えない場所があるなんて知らなかった とても広くて広くて広いのに、食べられそうなものは何も見つからなかった ああ、もうダメだ 歩き疲れて転んだら、もう立てなかった お腹が空いて、もう動けなかった 「うわっ、アライさんだ」 「腹、減ってんのかな?」 「害獣って話だけど、なんかかわいいな」 「な、お前、家で飼ってやるよ、腹減ってるだろ」 fin アライさんのssへ戻る
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620 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/24(金) 02 48 09.42 ID n3wM5K5U0 最新型フォアグライさんだよ かわいそー^^ https //i.imgur.com/L45bAub.jpg 621 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/24(金) 03 15 13.36 ID 9ddJRDoqo あぁ!醜い顔が更に酷いことに! 622 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/24(金) 03 40 04.30 ID o89Vnh2m0 くっそ汚い顔だね(賞賛)よく見ると鬱血したであろう手の部分も芸コマ! 撮影は禁止だけど、まだ五体満足のアライちゃん達にこの行程の映像を見せて脅かしてやりたいね^^ 634 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/24(金) 06 15 52.14 ID 3qwOoCAYo 620 MMDありがとうございます! 歯茎といっしょに唇が削られ、手足が腐り、デブになり…おまけにアライさん。 絵面の醜さが大三元役満揃ってて素晴らしいです かっとばせ!アライバッティング パート13へ戻る
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523 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/20(日) 19 56 10.74 ID u27fzW9cO アライさん1「の゛ぁ゛っ!」バタッ 引き金を引くと、アライさん1が倒れる。 ヒットしたようだ。 アライさん1「……ぁ……ぐ……う゛!!ぐぇぇえええぇぇぁあああああぁあぁぁぁああ!!!あああああああああああああああ!!!」ドッタンバッタン 腹部を押さえながら、どたばたと暴れている。 どこに当たった?急所だろうか? 奴らは微小ながら、単体回復のスキルを持つ。 かつてセルリアンと戦ったアライさんは、その能力を活かして自ら盾となって味方のフレンズを敵の攻撃から守り、勝利を導いたという。 今、目前20mの距離でどたばたと苦しみ悶えている害獣もまたアライさんだ。 肺が片方潰れたり、小腸を撃ち抜かれたりした程度では、運が悪ければ回復して生き残ってしまう可能性がある。 524 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/20(日) 20 40 11.00 ID u27fzW9cO 食通の友人「はは!その位置は肝臓だな!肝臓脈からそんだけ出血してりゃ、10分とたたず失血性ショックで失神、そのままおだぶつだ」 アライさん1「ぁ゛あああああ゛!やだ!!!!!いだい!!!じにだぐない!!のあぁ!!!」ビクッビクッ 食通の友人がダメージを事細かに分析し、わざわざ大声で叫んでくれた。 オーケー。全員が逃げ回ることのできないダメージを負ったことで、第一段階クリアだ。 第二段階に移行しよう。 俺はハントの道具一式を運び、アライさん共へ向かって進んだ。 食通の友人「おーい。一匹、逃げようとしてる奴がいるぞ」 ああ。俺も気がついてる。 アライさん3「はっ、はっ、に、にげ、にげなきゃ…」ザクザク 太腿を撃たれたアライさんは、電気柵の下の地面を掘り、脱出しようとしている。 まだ穴は浅いようだ。 全く問題はない。 俺はワイヤーに流れる電流を止めると、扉を開け、電気柵の囲いの中に入る。 辺りには、死骸だか危篤だか分からんアライさん達が転がっている。 526 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/20(日) 20 51 53.76 ID u27fzW9cO 死んだふりをしているかもしれん。 一匹一匹、確実に止めを刺していこう。 まずは先程腹を撃ち抜いてやった個体だ。 アライさん1「あ、あら、い、さんは、わるい、やつを、やっつけて…みんなで、へいわに…くらし、たかった、だけ、なのだ」ブルブル 痙攣し始めている。 このままでも失血死するだろうが、確実な止めを刺す。 アライさん1「お、おまえたち、だって、じぶんを、おぼれじに、させようとする、やつがいたら、きっと、こうする、のだ」ブルブル エアライフルへ弾丸を装填する。 アライさん1「おんなじなのだ、おまえたち、だって、きっとこどもが、たいせつなのだ、まもりたい、はずなのだ」ブルブル 銃口を、アライさん1の眉間に押し付ける。 アライさん1「あらいさんは、わるくないのだ、あ、あらいさん、は…たいせつな、かぞくを、てきから…まもっ…」 引き金を引く。 アライさん1「」パギャッ アライさんの頭が大きく跳ねた。 頭蓋は内部圧力によってばかっと割れ、血と脳が飛び散った。 527 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/20(日) 20 55 05.26 ID aprTuIX2o 畑荒らしてた害獣だから駆除しないとね 528 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/20(日) 20 58 36.91 ID nA/jatbn0 アライさんの言ってることは正しい。害があるからアライさんには消えてもらわないと。 530 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/20(日) 21 05 37.85 ID u27fzW9cO 続いて、こいつ。 電気柵の下を掘ってる真っ最中のやつだ。 脚に一発撃ち込んだくらいじゃこいつらは死なん。確実に止めを刺す。 アライさん3「ひっ!や、やめ…アライさんには、チビ達が待ってるのだ」ガクガクブルブル 知ったことか。 俺はエアライフルへ弾丸を装填する。 食通の友人「あーらら!そりゃ気の毒なことをした!」 食通の友人「オーケー、分かった。お前一人だけ、この場から家に帰してやる」 …待て。何だって? 勝手に何を言う?見逃すわけないだろ。 食通の友人「まあまあ落ち着けハンター。悪いのは、農夫を殺しに来たこいつらだけだ。こいつのガキに罪はない」 何をバカな… 耳を痛めたついでに脳でも痛めたか、友人よ。 可哀想に。耳鼻科はともかく、脳外科の手術費は俺も半分持ってやるよ。 535 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/20(日) 21 18 12.95 ID u27fzW9cO 食通の友人「だが、親のあんたがついてなきゃ、子供達は…まあ…たくましく生きるだろう。だが、つらい日々を歩むだろう」 アライさん3「そ…そう!そうなのだ!チビ達にはアライさんが必要なのだ!」 食通の友人「だから、俺は寛大な心をもって、お前が子供達のところへ帰るのを許してやろう」 アライさん3「…分かればいいのだ。よかったのだ…。人間にも話の分かる奴がいたのだ…」 食通の友人「そして、お前を傷付けたお詫びだ。その脚じゃ満足に家に帰れないだろう。連れてってやるから、家まで案内してくれないか?」 アライさん3「勿論なのだ!でも、それだけじゃお詫びにならないのだ!アライさんは脚や仲間を傷付けられたのだ、たくさん食べ物をよこすのだ!」 食通の友人「仰せのままに。お前の家に着いたら、沢山食べ物を収穫することを…約束しよう」 アライさん3「物分かりがいいのだ!それじゃあ、さっさと運ぶのだ!」 俺は長年こいつと付き合ってきたから分かる。 食通の友人は、絶対に相手との約束を破らない。 もっとも、その約束が相手の望む形で果たされるかは別だがね…。 536 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/20(日) 21 26 29.99 ID u27fzW9cO 続きは後で 543 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/21(月) 00 01 25.90 ID eStL4uwCO 俺は農夫が仕掛けていた5つの罠籠のうち1つを外すと、食通の友人へ渡す。 これにアライさんを入れて持っていけ。 食通の友人「オーライ。気が利くね」 俺の方は、この地面に転がってる奴らに確実な止めを刺した後、電気柵を畑の回りに張り直しておくぞ。 二人ともここを離れたら、畑に他のアライさんが来るかもしれないからな。 それと、お前も向こうでこれ使うだろ。 エアライフルを一丁持ってけ。 食通の友人「サンキュー。じゃ、一丁借りていくぜ」ガラガラ アライさん3「あっちの方なのだ」ユビサシ さて、食通の友人は行ったか。 544 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/21(月) 00 07 55.68 ID eStL4uwCO 俺の方は、止め刺しを開始する。 まずは撃たれた後にゴキガイジムーブしたアライさん5と、頸動脈から大量出血したアライさん4を蹴飛ばした。 どちらも反応はない。これだけの出血だ、死んでいるとみてよい。 そして、電気柵の外にいる2匹のアライちゃんを見る。 どちらも派手に内蔵をぶちまけており、確実に死んでいる。 さて、あとは… アライさん2「あ、あび、び、びび、あびびび」ビグンッビグンッビグンッ 穴を掘ってる途中に頭を撃ってやった奴だ。 脳が中途半端な壊れ方をしたようで、わけのわからない声を出しながら痙攣している。 気持ち悪いから、さっさと仕留めよう‼ そいつを蹴っ転がしてうつ伏せにする。 アライさん2「あびっ」ゴロン そして、首筋にエアライフルの銃口を押し当て、引き金を引く。 バスっと音が鳴ったと同時に、アライさん2の体が少し跳ねる。 首筋からはおびただしい出血が見られた。 脛椎を破壊した。これで心停止は確実である。 俺は電気柵を、再び畑の回りにぐるっと囲うように設置した。 これで、こっち側は仕事完了だ。 あとは、電気柵にアライさんが近付いてこないか見張り、来たら狙撃するだけだ。 545 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/21(月) 00 08 27.41 ID eStL4uwCO つづく 548 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/21(月) 00 32 05.96 ID 07MQ7IPr0 ぶっちゃけ最初、スレタイ適当すぎるだろ… とか思ってたけど、マジで死ぬほど面白いです 応援してます スレタイが回収されたときは燃えました 549 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/21(月) 00 44 35.91 ID OesoCB1I0 面白かったです、そして続きも期待してます 548 ウチも最初、アラジビフェスのシーンでスレタイと合ってなくない? と、思ったけど、実はこれが次の伏線だったりで、 今はショクエモンさんの次の活躍も期待してる アライさん3とその子供のアライちゃんがどうなるか楽しみだわww 農家への報復・その6 パート1へ戻る
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230 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/12(土) 13 43 01.59 ID Scvuh5sHO アライちゃん達2匹は、よちよちと歩き食通の友人の足下まで辿り着くと、 くいくいとズボンを引っ張った。 アライちゃん1「ごはんー!ごはんよこすのだー!」クイクイ アライちゃん3「おなかぺこぺこなのだー!さっきみたいなの、もっとほしいのだー!」クイクイ 司会「あれ?何かやったんですか?お腹には何も入れないでおくと言ってましたが…」 食通の友人「ソースを少々。中まで味付けするためにね。ほらお前ら、こっちこい」ガシッ アライちゃん1「のだー」 アライちゃん3「のだぁ~」 食通の友人は、アライちゃん1 3を掴み上げ、キッチンへ乗せた。 231 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 13 47 36.87 ID Scvuh5sHO 司会「ところで、持ち込みアライさんの数は3匹と書いてありますが、もう一匹は…?」 食通の友人「あー、まだ出て来てないか」スタスタ 食通の友人は、籠の上面の蓋を開け、アライちゃん2を取り出した。 アライちゃん2「…の…だぁ…」ピクピク 観客「おいあれ…しっぽが無いぞ」ザワザワ 観客「ピクピクしてるし…大丈夫なのか?」ザワザワ 司会「大丈夫なんですか?これ…」 観客も司会も、心配しているようだ。 食通の友人「安心したまえ、品質検査は通ったぜ★」 観客「ならオッケーだ!」ザワザワ 232 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 14 04 28.00 ID Scvuh5sHO アライちゃん2「…の…ぁぁ…」 司会「ところで、どうしてこんな事に?」 食通の友人「いやぁ、昨日こいつと一緒にダンスの練習してたら、つい…ね」 司会「そのダンスとは?」 食通の友人「『純情 ~スンジョン~』だ。こんな風にな。オーオォ!オーオォ!オーオォォォオー!!!」クルクル 食通の友人は、右手を掲げて頭の上でクルクルと回した 。特にタオル等は持っていない。 アライちゃん2「ひぃいぃ!や、やめぅのぁ、もういひめらいれほひぃのらぁ!」 観客『ワッハハハッハハハハ』 233 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 14 12 07.33 ID Scvuh5sHO 司会「それでは、さっそくクッキングの方を始めましょうか」 アライちゃん1「まってたのだー!」 アライちゃん3「はやくおいしいごはんつくるのだー!」 観客『おぉ!?』ザワザワ 司会「ん?やけに乗り気ですね…。どういうことです?これから自分がどうなるか分かってんですか?」 食通の友人「ふふ、クッキングの前にこいつらに意気込みでもインタビューしてみたらどうだい?」 司会「それもそうですね。えーと、今の意気込みは?」スッ アライちゃん1「もうおなかぺこぺこなのだー!きのうからずっとなんにもたべてないのだー!」 司会「おお…さすがショクエモンP、徹底的ですね」 アライちゃん3「ここには、おいしーものがたくさんあるってきいたのだ!」 ステージから下を見下ろすと、会場のあちこちに屋台ブースがあった。 観客達はあちこちの屋台から買った料理を容器に入れて持っている。 その料理は、どれも… 殆どが、肉料理である。 234 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 14 16 04.84 ID Scvuh5sHO 司会「はい。おいしいもの、たくさんありますねぇ!」 アライちゃん1「あらいしゃんたちも、たべられるってきいたのだ!」ワクワク アライちゃん3「そうなのだ!あらいしゃんたちもたべていいっていってたのだぁ!」キャッキャ 2匹がそう言うと、観客席はどっと笑いの渦に巻き込まれる。 観客「あははっははは!なるほどなぁ!言葉の通りだぁ!」ヒヒヒ 観客「マジウケるわー!」ゲラゲラ アライちゃん1「でもさっきからあらいしゃんたち、ぜんぜんごはんつくってもらえないのだ!うそなのか?」 観客「いーえ!嘘じゃありません!ショクエモンPの言葉に何一つ嘘はありません!」 235 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 14 17 27.40 ID cfaD0fXa0 いったい何の肉なんだろう(すっとぼけ) 236 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/12(土) 14 31 58.88 ID tJFUbr1W0 アライさん達も食べられる(直球) 238 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 15 07 02.82 ID Scvuh5sHO アライちゃん2「…しゃんにんぶん…つくっへ…くれるっへ…いっはのは…」プルプル 司会「え?何ですか?」 食通の友人「ああー気にしなくていいよ。こいつダンスの途中で思い切り頭ぶつけて以来、ガイジだから」 観客『ワハハハハ…!』 アライちゃん2「が、がいひひゃないのらぁ…!あらいひゃんは…へんひゃいひなのら…しまいでいひばんゆうひゅうなのらぁ…!」プルプル 観客「寝言言ってんじゃねーよガイジ!」 観客「鏡見ろガイジ!」 観客「何言ってるかわかんねーよガイジ!」 観客『ガ・イ・ジ!!!!ガ・イ・ジ!!!!ガ・イ・ジ!!!!』 アライちゃん2に対し、観客から差別的な表現のチャントが沸き上がる。 アライちゃん2「ひ…ひがうのらぁ…!けがひへる、らけなのらぁ…!」ヒグッグスッ 観客『ガ・イ・ジ!!!!ガ・イ・ジ!!!!ガ・イ・ジ!!!!』 アライちゃん2「おいひいごはん、はべはら、なおるのらぁ…!」シクシク 観客『ガ・イ・ジ!!!!ガ・イ・ジ!!!!ガ・イ・ジ!!!!』 アライちゃん2「ほっぽも、ひっほはえへふるのらぁ…!」 観客『ガ・イ・ジ!!!!ガ・イ・ジ!!!!ガ・イ・ジ!!!!』 アライちゃん2「らからおねがいらから…!がいひなんて…よばないれほひいのらぁ…!びええええん…!」ビエエエエン 観客『ガ・イ・ジ!!!!ガ・イ・ジ!!!!ガ・イ・ジ!!!!ガ・イ・ジ!!!!ガ・イ・ジ!!!!ガ・イ・ジ!!!!ガ・イ・ジ!!!!ガ・イ・ジ!!!!ガ・イ・ジ!!!!ガ・イ・ジ!!!!ガ・イ・ジ!!!!ガ・イ・ジ!!!!ガ・イ・ジ!!!!ガ・イ・ジ!!!!ガ・イ・ジ!!!!』 242 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 15 22 13.74 ID Scvuh5sHO アライちゃん1「こわいのだ…」 アライちゃん3「がいじになったのが、あらいしゃんじゃなくてよかったのだぁ…」 アライちゃん2「いもーとまで…!ひどいのらぁ…!」 アライちゃん3「ひどいのは、あらいしゃんをみすててにげようとしたおねーしゃんなのだ!」 観客『アハハ…!』 食通の友人「さーてそんなガイジも、首から下は健常です。ささ、そろそろ料理を始めましょうか」 アライちゃん1「わーい!」ピョンピョン アライちゃん3「はやくつくるのだぁ!」 食通の友人「では、まずは卵を割り、小麦粉と塩コショウとよく混ぜます」チャカチャカ アライちゃん1「わぁ、もうたべていいのだ!」ピョン アライちゃん3「いただきますのだ!」ピョン アライちゃん達は、料理を作ってる最中のボールへ飛び込もうとする。 食通の友人「もーちょっと待ってな」ペシッ アライちゃん1 3「「のだっ!」」ボテッ 244 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 15 41 27.79 ID Scvuh5sHO 食通の友人「さて、コンロではサラダ油を火にかけ、170度まで熱します」カチッ コンロの上で、油が熱くなっていき、次第に泡立ち始める。 食通の友人「そして先程のボウルを、よーく混ぜます」マゼマゼ 食通の友人「まぜまぜ~」マゼマゼ 食通の友人「そしてこの中へ、俺特製のソースを少しだけ垂らしまーす」ポタッ アライちゃん1「うう、もうがまんできないのだぁ!」ガバッ アライちゃん3「たべるのだー!」バッ 今度はアライちゃん達をはね除けず、なんとボウルの中へのダイブを許してしまった。 べちゃっと音が鳴り、アライちゃん達の体がボウルの中の材料へ浸された。 245 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 15 50 47.18 ID Scvuh5sHO なんということだ。 マトモに料理していれば起こるはずのない事態が発生してしまった。 アライちゃん1「はぁはぁ、たべものおっぱいなのだぁ!」ベチャベチャ アライちゃん3「ぺろぺろ…」ピチャピチャ 司会「ああーっと!アライさん達に料理を邪魔されてしまったァー!」 観客「ああっ!おいおい、どうすんだこれ…」ザワザワ 観客「作り直しか?」ザワザワ アライちゃん1「じゅるるっ…あんまりおいしくないのだ…」モグモグ アライちゃん3「でもえいようなのだー」モグモグ 司会「あーもう収拾のつかないことに…」 食通の友人「丁度いい、そこのガイジも入れましょう」ヒョイ アライちゃん2「のあぁ…!」ベチャッ 司会「ご乱心ですかーーッ!?」 アライちゃん達の体は、どんどん卵と小麦粉のペーストまみれになっていく。 司会「あの、これからどうするので…」 食通の友人「次はパン粉をまぶします」バッバッ アライちゃん1「のだっ!?」 アライちゃん3「けほっ、こほっ…!」 248 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 16 07 50.02 ID Scvuh5sHO 司会「何事もなかったかのように続行しましたが…あの…」 観客「え?どうしたの?作り直さないの?どう見ても手遅れだろ…」ザワザワ 観客「ショクエモンPやっちまったなー…。動画撮って拡散しよ」パシャ アライちゃん1「うぅ、まずいのだー!おまえいってたのだ!おいしいものいっぱいあげるって!」ペロペロ 材料のペーストはまだまだボウルに沢山残っている。 アライちゃん達が飲んでも、なかなか無くならない。 アライちゃん3「そうだ、おいしいものあげるっていったのだ!これのどこがおいしいものなのだ!ごみなのだぁ!」ペロペロ アライちゃん1「ちゃんとやくそくまもるのだぁ!」 観客「うわ…大惨事…どうすんだこれ…」ザワザワ… 観客「いや…待て。もしかしたら、これも筋書き通りだとか…まさかな」 観客達は騒然としている。 249 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 16 15 58.82 ID Scvuh5sHO 食通の友人「安心しなベイビー、約束は守るよ」ヒョイ アライちゃん1 3「「のだぁ?」」 食通の友人は、アライちゃん達3匹が入ったボウルを持ち上げ、コンロの前へ移動する。 アライちゃん1「おそらとんでるみたいなのだー!」キャッキャ アライちゃん3「ゆーふぉーなのだー!びゅーん!」キャッキャ アライちゃん2「…」ブクブク アライちゃん2はペーストの中で溺れているようだ。 食通の友人「皆様、ご安心ください。ここまで全て、レシピ通りの流れです」 観客『おぉ!?』 250 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 16 21 51.63 ID tgI/yC/RO 食通の友人「さあさあこのボウルに居るのは、材料にまみれたアライちゃん3匹!」 食通の友人「そしてガスコンロには、バチバチと音を立てて跳ねる、アツアツのサラダ油ァーッ!」 食通の友人「今から宣言通り!約束通り!美味しい料理を…」ガシッ アライちゃん3「のだぁ?」プラーン 食通の友人は、ビニール手袋越しにアライちゃん3を掴み、持ち上げると… アライちゃん3「なんなのだ?」 食通の友人「…『あげよう』と、思いまァーーーーーっすッ!」 アライちゃん3「?」 観客『おおおぉぉぉ!?』ザワザワ 観客「あー!そういう意味かぁ!!っておい嘘だろおおぉ!?カメラカメラ!」 アライちゃん3「これからおいしいりょうりつくるのか?」 食通の友人「イエス」 251 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 16 27 19.84 ID tgI/yC/RO 食通の友人「皆さん、カメラの用意はいいですかぁ?それでは一緒に、カウントダウンしましょう!」 観客『3!』 252 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 16 28 04.60 ID tgI/yC/RO 食通の友人「2!」 観客『2!』 アライちゃん3「にー!」キャッキャ 255 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 16 32 02.65 ID tgI/yC/RO 食通の友人「1!」 観客『1!』 アライちゃん3「いーち!」キャッキャ アライちゃん1「いちー!」ワイワイ アライちゃん2「」ブクブク アライちゃん1 3は、会場の楽しそうな雰囲気に飲まれ、一緒にカウントダウンしていた。 何が起こるかは分からない。 だけど、きっと楽しいことが起こって、 美味しい料理をお腹いっぱいたべられる。 そう思った。 257 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 16 34 50.53 ID tgI/yC/RO 食通の友人「ゼロおおぉぉッ!」パッ アライちゃん3「のだ?」 食通の友人は、サラダ油が跳ねる鍋の上で、アライちゃん3から手を離した。 アライちゃん3の体が、重力に従って落下していく。 258 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 16 44 28.02 ID cIpfzEJHO ドボンという音と共に、アライちゃん3はサラダ油の中へ落ちた。 じゅわあ、ばちばちと、油が跳ねる音が鳴り響く。 アライちゃん3「あああああああああああああづいのだあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」バシャバシャ アライちゃん1「ひぃ!?」ビクッ 観客『YEAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!!!!!!!』 ステージの上の大スクリーンには、キッチンを上から映した映像が流れている。 会場の誰もが、今この場で、前代未聞、世界初の料理が誕生したのを目の当たりにした。 260 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 16 51 54.36 ID cIpfzEJHO アライちゃん3「のぁぁああああ!あづい!あづいあづいあづいあづいあづいあづい!!だずげでえええぇ!だずげでえええぇ!」バシャバシャ アライちゃん1「な…なにやってるのだ!?このままじゃ、あらいしゃんのいもーとがやけどするのだ!」 アライちゃん1は、ボウルの上から顔を出し、真下で起こる阿鼻叫喚の地獄絵図を目撃していた。 アライちゃん3「い゛ぎぃぁああああああ!!!ぁ゛ぁあああああああああーーーーっ!」パチャパチャ アライちゃん1「ヒトしゃん!はやくいもーとをたすけるのだああぁ!」 食通の友人「おや、助けたいかい?」 アライちゃん1「あたりまえなのだ!だいじないもーとなのだぁ!」 261 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 16 56 52.38 ID cIpfzEJHO 食通の友人「だったら…」ガシッ アライちゃん1「のだっ!?」 食通の友人「てめぇが助けに行けや!!!おねーしゃんなんだろォァ!?美しい姉妹愛見せろや!!」グイイッ アライちゃん1「や、やめるのだあ!こんなのおかしいのだ!や、やくそく、やくそくは!あらいしゃんたちはおいしいものいっぱいあるとこでおいしいごはんを…」ジタバタ 食通の友人「約束通り!美味しいものを、揚げるのだァーッ!」ポイッ アライちゃん1「のだああぁ!」バシャァッ なんと、アライちゃん1も続けてサラダ油の中へ投入してしまった。 264 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 17 06 17.82 ID cIpfzEJHO アライちゃん1「いぎゃああああ!あづいあづいあづいいい!」バシャバシャ 観客『ワアアアアアアアア!!』ヒューヒュー アライちゃん3「ぁ…じゅい…おねーしゃ…だ…ず…げ…」ピクピク アライちゃん1「ああ、ぅぁあああ!」ムギュ アライちゃん3「のだっ!?」ザブン アライちゃん1「でるのだ!でるのだぁ!」バシャバシャ アライちゃん3「ごぼごぼがばごびぼご!ごぼぼがばぼごご!」バシャバシャ アライちゃん1は、アライちゃん3の上に乗り、妹を踏み台にして鍋から脱出を図った。 姉の踏み台になったアライちゃん3は、頭まで完全に油の中へ浸されている。 266 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 17 22 50.14 ID cIpfzEJHO アライちゃん1「はぁはぁ、だ、だしつなのだぁ!」ピョンッ アライちゃん1は、妹の背を蹴り、鍋のへりへ掴まる。 高温に熱された鉄の鍋が、アライちゃん1の手の皮膚を焼く。 その温度はサラダ油以上である。 アライちゃん1「あづいあづいあづいいいあづいあづいあづいいい!!!」ブルブル それでも、アライちゃんは必死に熱さに耐え、妹を踏み台にし、体を油から引き上げていく。 アライちゃん1「でるのだあぁ!」バッ そうしてようやく、体が半分以上、鍋のへりから外へ出た。 ここまでやったのだ。後は体を鍋の外へ傾かせ、重力に身を預ければ脱出できる。 267 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 17 27 11.53 ID cIpfzEJHO 食通の友人「おやおや、料理が落ちちゃうじゃないか」スッ 食通の友人は、菜箸でアライちゃん1の頭を掴む。 アライちゃん1「おねがいなのだたすけるのだあらいしゃんしにたくないのだあついのもうやなのだはなすのだあづいあづいあづいだずげでえええぇ!」ウルウル アライちゃん1は、揚げ物料理の衣で全身が被われ始めている。 ただし、ボウルの中で材料がつかなかった顔面だけは、焼け爛れた皮膚が露出している。 食通の友人「こんがり揚げましょー」ポイッ アライちゃん1「のだぁぁっ!」バシャーンッ 再びアライちゃん1は、油の中へ落とされた。 269 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 17 38 57.01 ID cIpfzEJHO アライちゃん2「に…にげ、なきゃ…」ガクガクブルブルバタッバタバタビググッ アライちゃん2は、ボウルから脱出しようと体を動かす。 しかしアライちゃん2の小脳は、すでに毛細血管の破裂で大きな損傷を受けており、体を思い通りに動かすことすらままならない。 アライちゃん2「な…なんれ…こんな…ひろいこと…ひゅるのら…」ガクガクブルブル 食通の友人「あー?なんでかって?」 アライちゃん2「あらいしゃんたひは…おいひいごひひょうが…いっぱいたべられるっへ…ひいへ…たのひみに…ひへはのらぁ…なのに、なんれ…」ガクガクブルブル 食通の友人「おや、言ってなかったか?このフェスが、何をする場なのか」 ここは先程まで、料理コーナーであったはずだ。 だというのに、何故か今不可解にも、アライちゃん達への虐待…いや、虐殺が公然と行われている。 読者の皆も、この状況に困惑し、なぜこんな非道な虐殺行為が行われているか…? そもそもアラジビフェスとは何なのか、疑問に思っているところであろう。 アラジビフェスとショクエモンP―謝肉祭編・その2 パート1へ戻る
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46 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 22 16 36.23 ID aTYyVHTSO ブラウンP「料理の前に、例のお洋服に着替えようか。はい」スッ そう言うと、ブラウンPはアライちゃん達に、透明な物体を渡す。 それは透明なエプロン。 丁寧なフリルが形どられた、 飴細工のエプロンである。 アライちゃん1の飴エプロンには、透明をベースに桃色のラインが入っている。 アライちゃん2の飴エプロンには、青色のラインがある。 アライちゃん1「これであらいしゃんたち、こっくしゃんなのだ!」スチャ アライちゃん2「おりょーりしゅりゅのら!」スチャ 飴エプロンは透明だ。 アライちゃん達の肌が透けて見えているが、 局部と乳首の部分は桃と青のラインが入って隠れている。 司会「え、えええ!?何ですかこれ!!凄い!凄いです!飴のエプロンです!これ単体で売れますよ!」 女性ファン1「欲しいーーー!」 女性ファン2「売ってーーーーー!」 女性ファン3「振り込めない詐欺wwwwwww」 47 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 22 21 24.28 ID aTYyVHTSO ブラウンP「この飴細工エプロンは私の手作りだ。今日、この日のために作ったんだ」 観客「パチパチパチパチパチパチパチパチ…」 食通の友人「…す…っげぇ…」 アライちゃん1「それでは、あらいしゃんたちの、あらいくっきんぐー!」クルリン アライちゃん2「はっじまっるのっだー♪」クルリン 観客『YEAHHHHHHHHHHHHHHHH!!!』 観客1「ああ!?なんだこの茶番はァ!俺は血と絶望が見てえんだアァァ!」 観客2「いーじゃねーか面白そうだ!」 観客3「さっさと殺せー!」 観客4「まあまあ、ブラウンPの初ライブキッチンだ。どんなクッキングになるかわくわくするぜ!」 51 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 22 27 11.30 ID aTYyVHTSO ブラウンP「さあ、ステージはここだよ」スッ ブラウンPは、ガスコンロに大きなフライパンを置く。 そしてフライパンの上に野菜を置く。 アライちゃん1「すてーじなのだ!」ピョン アライちゃん2「ここでおりょーりするのら!」ピョン アライちゃん達が、自らフライパンの上に飛び乗った。 火はついていない。 司会「おおー、しかしこのアライちゃん達、ニ本足で歩くの上手ですねー!」 そう。 このくらいの大きさのアライちゃん達は、大抵みんなノダノダヨチヨチと四本足で歩く。 こいつらがステージへ入場してきたときのように。 ブラウンP「特訓したのさ。二足歩行の練習をね」 観客『どよどよ…ざわざわ…』 52 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 22 34 31.59 ID aTYyVHTSO ブラウンP「さあ二人とも、材料と道具だよ」スッ ブラウンPはフライパンの上に、いくらかの野菜と、2つのミニナイフを置いた。 ブラウンP「そして、ステージも完成だ」カチャッ ブラウンPは、アライちゃん達が乗るフライパンへ、透明なガラスの円柱を取り付けた。 フライパンの縁に、透明なガラスが壁を作っている。 アライちゃん1「くっきんぐすたーとなのだ!」スッ アライちゃん2「おやさいをきるのらー!」トントントン アライちゃん達は、ミニナイフを使い、野菜を切っていく。 53 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 22 40 47.96 ID aTYyVHTSO アライちゃん1「おやさいーのうたー♪」トントントン アライちゃん2「おやさいーのおうたー♪」サクサク アライちゃん1「にんじんさんを、とんとんとん♪」トントントン アライちゃん2「いんげまめを、だんだんだん!」サクサク アライちゃん1「とうもろこしは、そ~のまま♪」 アライちゃん2「たまねぎさんを、とんとんとん♪」ザクザク アライちゃん2は、カット済み玉葱をさらに細かく切る。 包丁の使い方は下手くそだが、今ここで驚くべきは、 アライちゃん達が目の前の野菜をこの場で食べずに、ちゃんと料理らしいことをやっている、という点だ。 いったい、アライちゃん達とブラウンPとどんな日々を過ごしたのだろうか? アライちゃん1「ぐすっ…めがいちゃいのだああ!」ビエエエン アライちゃん2「なみだでるのらああああ!」ビエエエン 観客『アハハハハハハハハ』 54 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 22 44 37.01 ID aTYyVHTSO アライちゃん1「すんっ…もうへーきなのだ…」 アライちゃん2「いまのなんだったのら?」キョトン ブラウンP「アライちゃん達、続きだよ、続き」 アライちゃん1「そうなのだー!えーと、ぱぷりかさんを、とんとんとん♪」トントン アライちゃん2「おりょうり、おりょーり、たのちーのら♪」 アライちゃん1 2「「できあがり!おやさいさらだなのだー♪」」 ガラスの壁に包まれたフライパンの上には、2匹のドヤ顔のアライちゃんと、 乱雑にカットされた野菜が散らばっていた。 観客1「えぇ…」 観客2「なにこれ…」 56 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 22 47 12.07 ID aTYyVHTSO ブラウンP「………」タラー ブラウンPは、アライちゃん達いるフライパンの上に、サラダ油を注いだ。 ブラウンP「…」カチッ ガスコンロの火「」シュボッ そして、なんということだ。 一生懸命料理しているアライちゃん達が乗るフライパンを、 ガスコンロの強火で熱し始めた。 観客『Yeahhhhhhhh!!!』 57 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 22 51 53.44 ID aTYyVHTSO アライちゃん1「なんなのだこれ?ぬるぬるするのだー」ベトベト アライちゃん2「ぬるぬるでおもしろいのだー♪」キャッキャッ アライちゃん1「そうだ、ぶらうんおねーしゃん!おやさいだらだ、できたのだぁ!」 アライちゃん2「ぶらうんおねーしゃん!いつもおいしいごはん、ありがとうなのだ!みんなでいっしょにたべるのだ!」 ブラウンP「いや、ご飯はまだだな。もう一品、作るものが残ってる」 アライちゃん1「そうなのか?…ふぅ~、にほんあしでたつのつかれたのだ…すわるのだ…。ん?」ペタン アライちゃん2「あらいしゃんもすわるのだー…。あれ?」ペタン アライちゃん1「なんか、おしりがあったかいのだ…」 アライちゃん2「すてーじがあったかくなってるのら…」 63 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 22 59 22.94 ID aTYyVHTSO まだ十分な筋力のない体で長時間二足歩行をしていたせいで、疲れて座るアライちゃん達。 アライちゃん1「んん!…なんだ、あつくなってきたのだ」 アライちゃん2「おねーしゃん、おりょーりおわったのだ、すてーじかたずけて?」グイグイ ブラウンP「いいや…まだ、料理は…終わっていないよ」 アライちゃん2は、フライパンに取り付けられた透明なガラスの壁を押す。 だが、ガラスの壁はびくともしない。 アライちゃん1「ぶらうんおねーしゃん!あしもとが、あっついのだ!これ、どけてなのだ!」グイグイ アライちゃん2「はやくどけるのだ!いっしょにごはんたべるのら!」グイグイ ガラスの壁はびくともしない。 アライちゃん1「おねーしゃん!はやく!はずしゅのだぁ!」ドンドンドン アライちゃん2「あづいっ!あしがあづいのらあああ!」ドンドン 65 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 23 06 20.18 ID aTYyVHTSO アライちゃん1「お、おやさいのうえにひなんなのだぁ!」ヨチヨチ アライちゃん2「うえーん!あしがあちゅいのらぁ!」ヨチヨチ アライちゃん達は、カットした野菜の上へ乗る。 アライちゃん達の側でサラダ油が、ジュー、バチバチと、音を立てて跳ねる。 アライちゃん1「おねーしゃん!おやさいもあちゅいのだぁ!だしてええっ!」 アライちゃん2「なんでだしてくれないのりゃああっっ!」 ブラウンP「…」ガシッ グイッ ブラウンPは、アライちゃん2匹が乗ったフライパンを片手で持ち上げる。 アライちゃん1「のぁっ!?」 アライちゃん2「そ、そうなのだ!おねーしゃんがたしゅけてくれるのら!」 ブラウンP「野菜も肉も、一面だけじゃなく、こんがりまんべんなく焼こうね」ブンッ ブラウンPは、フライパンを振る。 中の野菜やアライちゃん達が宙を舞う。 アライちゃん1「のあぁっ!」ビターン アライちゃん2「ぎゃああああああああああっ!あじゅいのらああああああああっ!」ビターン ジュワアアアアアア 66 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 23 13 34.12 ID aTYyVHTSO アライちゃん1「お、おねーしゃん!こんなのおがじいのら!ぶらうんおねーしゃんはすごくやさしいのだだいしゅきなのだあらいしゃんたちをたしゅけてくれりゅのらぁ!」ピョンピョン アライちゃん1は、必死で跳ねている。 アライちゃん2「ぶらうんおねーしゃんもあらいしゃんたちがだいしゅきだっていってたのらぁ!かぞくだっていってくれたのらああああっ!」ピョンピョン ブラウンP「ふふ…」スッ ブラウンPは、アライちゃん達の顔にケータイを向ける。 ブラウンP「いい顔、頂き」パシャッ そして写真を撮影した。 パシャッパシャッパシャパシャパシャッ。 観客席からも、一斉にたくさんのシャッター音が鳴り響く。 67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 23 17 17.51 ID aTYyVHTSO アライちゃん1「もうちゅかれてはねられないのらぁ…!」ジュウゥ アライちゃん2「おねーしゃん!えぷろんをしたにして、ねっころがるのだ!」ゴロン アライちゃん1「それがいいのだ!」ゴロン アライちゃん達は、うつ伏せになった。 飴エプロンが体とフライパンの間に挟まれ、熱を防いでくれる。 アライちゃん1「おねーしゃん!ぶらうんおねーしゃんっ!こ、このままじゃ、しんじゃう、しんじゃうのだ!あしももうあつくていたくてひりひりしてだめなのだぁぁ!」 アライちゃん2「だずげでええぇぇっ!なんでだじゅげでぐれないのりゃあああああっ!」ビエエエン 68 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 23 22 16.36 ID aTYyVHTSO しかし。 飴でこの熱を防ぐなど、甘い考えである。 アライちゃん1「あぢゅいっ!」ドロォ アライちゃん2「ぴぎいぃぃっ!?お、およーふぐがどげであぢゅいのらぁぁっ!」ピョンピョン なんと、アライちゃん達が着ていた可愛らしい飴細工のエプロンが溶け始めた。 融点170℃の溶けた飴が、容赦なくアライちゃん達の体表を焼く。 アライちゃん1「あぎぎぃぃゃぁああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」ジュウウウゥ アライちゃん2「ぎびぃいいぃいーーーーっ!!!」ジュウウウゥ アライちゃん達は起き上がろうとしたが。 披露と火傷のダメージが溜まった足は、もう動かなかった。 アライちゃん1「あ、あじがああああ!あじがうごがないのらああああああああっ!!!」ドンドン アライちゃん2「ぶらうんおねーしゃん!だじでっ!だじでえぇぇっ!!!!」ドンドン 71 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 23 27 47.91 ID aTYyVHTSO ブラウンP「なんでこんな目に遭っているか、理解できないかい?」 アライちゃん1「わがんないのだ!だじゅげでえぇぇっ!!」 ブラウンP「昔から、童話でよく言うだろう?」スッ ブラウンPは帽子を脱ぐ。 ブラウンP「ふふ…」ピョコッ ブラウンPの頭から、大きなけもみみが生えてくる。 アライちゃん1「!!?」 尻からは尻尾も生えてきた。 今までは、けものプラズムを消し、人に化けていたのだ。 「狼は、人を騙して、食べるって」 「そう…」 タイリクオオカミ「私はフレンズ。童話の悪者、オオカミのフレンズなんだよ」 ブラウンPは、ステージの上で己の正体を明かした。 72 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 23 32 35.87 ID aTYyVHTSO アライちゃん1「お、おおかみ…!」ガクガクブルブル アライちゃん2「おおかみなのだあああああああぁぁっ!!!!」ジュウゥ アライグマが日本で大繁殖した理由。 それは、他国と異なり、天敵がいないためである。 そう、他国ではアライグマを補食し、繁殖を抑えていた肉食獣がいる。 たとえフレンズとなったアライさんあっても、DNAから伝わる絶対的恐怖がある。 それこそが、狼である。 73 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 23 35 12.03 ID aTYyVHTSO タイリクオオカミ「ふふ…いい顔、頂き」パシャッ 今までずっと信じてきた者。 愛し愛されていたと信じて疑わない者。 そんな相手が、恐怖の絶対的補食者であった。 それに気付いた瞬間の顔を、タイリクオオカミは見事に写真に収めた。 78 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 23 40 19.22 ID aTYyVHTSO タイリクオオカミ「だけど私は、獣であっても鬼じゃない。脱出のチャンスをあげよう」 タイリクオオカミ「そこに料理に使ったナイフがあるだろう?」 フライパンの上にナイフが転がっている。 タイリクオオカミ「それで姉妹を刺し殺しなさい」 タイリクオオカミ「生き残った方を、脱出させてあげよう」 アライちゃん1「あぁあああああっ!」ガシッ アライちゃん2「あらいしゃんはしにだぐないのりゃあああっ!」ガシッ 83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 23 49 02.75 ID aTYyVHTSO タイリクオオカミ『アライ料理の~歌ー♪』 アライちゃん1「ぁあああ!」バッ 一瞬早く、アライちゃん1が血を分けた姉妹に向かってナイフを突き立てる。 そこには一瞬の躊躇もない。 タイリクオオカミ『アライ料理の~お歌~♪』 アライちゃん2「ぎびいいいっぃっ!」ブシュウゥウ アライちゃん1「しぬのだ!しぬのだ!しぬのだああ!はやくしぬのだああああっ!!!」ザグッザグッザグッ アライちゃん2「いぢゃいぃぃのぁああああ!やめぅのあぁぁああ!!」 タイリクオオカミ『かわいい妹を、とんとんとん♪』 アライちゃん1「ぅぅぅぁあああ!」ヨジヨジ アライちゃん1は、刺して倒した妹の上に乗り、足場にした。 アライちゃん2「ぎびぃいいぃいーーーーゃぁあああーーーーーっ!!!あぢゅいのだああーーーーーっ!!!」ジュウウウゥ タイリクオオカミ『自分のために、だんだんだん♪』 85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 23 54 59.35 ID aTYyVHTSO アライちゃん1「ぶらうんおねーしゃん!ぜぇ、はぁ、みるのだ!あ、あらいしゃん、いうとおりにしたのら!だからたしゅけるのらあぁあっ!」ゼェハァ アライちゃん2「」ジュワアアアアアア アライちゃん2は、姉にのしかかられたまま、何も言葉を発さず、ピクリとも動かない。 タイリクオオカミ『命乞いしても、そ~のまま♪』 やがて下敷きにしている妹の体も、ジュージューグツグツと熱くなった。 アライちゃん1「ぎぴぃ!あしばがあついのらぁ!はやぐ!はやぐううぅっ!!」 88 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/29(火) 23 59 55.57 ID aTYyVHTSO タイリクオオカミ『~♪』スッ タイリクオオカミは、ようやくフライパンを覆うガラスの壁を外した。 アライちゃん1「よ、ようやくたしゅかったのらぁ!」 タイリクオオカミ「…♪」ガシッ タイリクオオカミは、手に鍋つかみを装着し、左手でアライちゃんの体を鷲掴みにする。 アライちゃん1「はぁっ…はぁっ…た、たしゅかったぁ…」ゼェハァ タイリクオオカミ「…」スッ タイリクオオカミの右手には、包丁が光っていた。 93 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/30(水) 00 05 07.50 ID 9teAOWHbO タイリクオオカミ『お腹を切って、とんとんとん♪』スパァ アライちゃん1「ぎびっ!?」 アライちゃん1の腹部を、逆T字に裂く。 アライちゃん1「あ…ぁ…」ツー… 傷口から、少量の血が垂れる。 アライちゃん1「いぢゃいのりゃあぁあああーーーー!!!!!」ボビュブギュギュブ 逆T字の傷口から、臓物がこぼれ出す。 タイリクオオカミ『お料理、お料理、楽しいなー♪』ブンッ アライちゃん1「あぢゅいのだああーーーーーっ!!!」ドチャッ ジュワアアアアアア フライパンの上にうつ伏せに叩きつけられたアライちゃん1は、フライパンの上に内臓をぶちまけた。 95 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/30(水) 00 09 11.27 ID 9teAOWHbO タイリクオオカミ『~♪』パッパッ タイリクオオカミは、アライちゃん姉妹の上に、ワインを垂らした後、塩胡椒を振りかける。 タイリクオオカミ『ひっくり返してジュージュージュー♪』クルッ タイリクオオカミは、菜箸で姉妹をひっくり返す。 その顔は苦悶に満ちた表情のまま、こんがりと焼けめがついていた。 そして、そのままジュージューと焼いていく。 タイリクオオカミ「できました。アライカラメルソテーです」 97 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/30(水) 00 11 22.19 ID 9teAOWHbO タイリクオオカミが皿に盛った、アライカラメルソテー。 乱雑にカットされた野菜の隣に、絶望の表情のまま焼けたアライちゃん姉妹が横たわっており、 溶けた飴細工のエプロンがカラメルソースとなって腹部を被っていた。 タイリクオオカミ「ブラウンPのライブキッチン、これにて閉幕でございます」 観客は、誰もが絶句していた。 101 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/30(水) 00 20 01.37 ID 9teAOWHbO 司会「あ…ぁ………」ガクガクブルブル いくつものアラジビ料理を見てきた司会も、発する言葉が見つからなかった。 観客1「うっ…うおぉぇええええっ…!げええぇっ…!」タパタパ 観客の一人が、ビニール袋の中に吐いた。 食通の友人「…はは、すげえ、すげえよ…」ガチガチ 食通の友人も、挑戦者が全力で披露したライブキッチンに、武者震いするばかりだった。 観客2「信じらんねえ…あんな飴細工のエプロン作って…、あのガイジどもに料理の真似事や、歌まで覚えさせて…」 観客3「いったいどんだけの…労力かけたんだ…?」ブルブル 歓声はすぐには沸かなかった。 何故か。 簡単だ。 恐怖していたからだ。 数々のアライさんが無惨に殺される姿を目の当たりにしてきた観客達でさえ、 ブラウンPの常軌を逸したライブキッチンに、本能レベルでの恐怖を感じ、震え上がった。 肉食獣のフレンズの底知れぬ残虐性は、観客達のキャパオーバーであった。 タイリクオオカミは、観客席へケータイを向ける。 タイリクオオカミ「うん。いい顔、頂き」パシャッ 109 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/30(水) 00 29 22.18 ID 9teAOWHbO … 試食コーナーに並ぶ客達。 彼らは、料理の美味さに舌堤を打った。 それと同時に、彼らは感じた。 ブラウンPは、単にアライちゃん達を料理したのではない。 アライちゃん達と、心を通わせた思い出を。 アライちゃん達が自分に向けてくれた愛を。 アライちゃん達が、二足歩行するために一生懸命積み重ねてきた研鑽の日々を。 アライちゃん達が頑張って覚えた、歌や踊りや料理の技術を。 それら全ての、『アライさんと心を通わせ、共に生きていけるかもしれない可能性』を。 タイリクオオカミは、たった一度のライブキッチンのために、料理してしまったのだ。 ブラウンPを愛し、共に笑ったアライちゃん達は、物言わぬ料理となった。 アライカラメルソテーは、愛と裏切りのライブキッチンによって、絶望と恐怖の苦いスパイスを加えられ、客達の口へ運ばれていった。 111 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/30(水) 00 32 27.73 ID 9teAOWHbO ザワザワ… 食通の友人「…成る程、流石肉食獣のフレンズ。発想が化け物染みてやがる」 食通の友人「こりゃあ、アライちゃんバーグなんてショボい料理じゃなくて正解だったな………」グイイッ 食通の友人は、手綱を引っ張る。 手綱の先には首輪があり、2匹のアライさんへ装着されていた。 デブアライさん1「うぅっ…」ヨタヨタ デブアライさん2「くるひいのら…」ヨタヨタ 食通の友人「だが勝てない相手じゃないな」 食通の友人「今度は俺のターンだ…見せてやるぜ。俺の秘密兵器を」 113 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/30(水) 00 33 39.41 ID 9teAOWHbO つづく 123 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/30(水) 15 45 50.20 ID l+oC6RN9o 素晴らしいライブキッチンだった しかし先生忘れてやしませんかい グルメ物で先出しは圧倒的に不利な法則を… ブラウンPvsショクエモンP その3 パート2へ戻る
https://w.atwiki.jp/kahluamilk/pages/73.html
Top 用語一覧 SS保存場所 SS保存場所 けいおんSSまとめサイトの一つ。 正式名称はSS保存場所(けいおん!)。 実はまとめサイトとしてはそれほど古いほうでもない。 しかし、けいおんSS専用まとめサイトでありながら、その更新量は凄まじく、VIPの全てのけいおんSSをまとめると言わんばかりの量である。 さらに製作速報やSS速報のSSも積極的にまとめ、なおかつ横槍を編集したりジャンルを明記したりと、更新の丁寧さには定評がある。 過去のけいおんSSやキャラスレも随時まとめており、あなたの昔書いた作品が唐突に脚光を浴びる時が来るかもしれない。
https://w.atwiki.jp/fatemadness/pages/11.html
宝具の長所/弱点について これはシノビガミ様の「奥義開発ルール」を模して作った追加ルールです。 このルールを追加する場合、PL側は必ずGMの許可を取ってください。 『長所』を取得した宝具は、必ずそれに対応する数の『弱点』を追加してください。 それぞれの『長所』と『弱点』には対応している宝具効果の記載があり、その『長所』と『弱点』は対応している宝具効果にのみしか取得させることができません。 取得制限 宝具の『長所』は、1つの宝具につき「そのサーヴァントのレベル-5」の数だけ修得することができます。 レベルが6のサーヴァントなら1つ、レベルが7のサーヴァントなら2つ修得することが可能です。 スキルによって長所の取得可能数を増やすこともできますが、どのキャラクターも最大修得数は4つです。 前提条件について 『長所』によっては、指定された『弱点』をあらかじめ取得しなければならない物があります。 このルールを使用して宝具を作成する際は、必ず前提条件が記載されていないかを確認して作ってください。 場合によっては「絶対に破られない、魔力消費0のダメージ10点軽減」という地獄が出来上がります。 必ずルールを確認の上で使ってください。 長所と弱点のスキル掲載欄 長所 ・難度上昇 追加可能宝具効果 【防御3】以外の全ての宝具効果 効果 この長所を取得した宝具効果に対する宝具破り判定時、その判定の目標値を2上昇させる。この長所は2個まで取得することが可能。 ・常時発動型宝具 追加可能宝具効果 【攻撃強化】【魔力強化2】 効果 この長所を取得した宝具効果発動時、この宝具に対し宝具破り判定を行えなくなり、1ラウンドに何度でもこの宝具を使用できるようになる。この長所は取得時に二つ分の弱点を取らなければならない。 ・威力強化 追加可能宝具効果 【カウンターダメージ1】【カウンターダメージ2】【クリティカルダメージ1】【クリティカルダメージ2】【攻撃強化】【対結界攻撃】【ディスペル】【フェイタルダメージ】【レンジダメージ1】【レンジダメージ2】【レンジダメージ3】 効果 威力強化が追加された宝具効果は、対象にダメージを与える際、そのダメージ(近接戦か射撃戦か魔術戦のみ、【魔力】へのダメージとBSの増加は行えない)を2点上昇させることができる。この長所は何個でも取得することが可能。 ・特性特攻〇〇 追加可能宝具効果 【カウンターダメージ1】【カウンターダメージ2】【クリティカルダメージ1】【クリティカルダメージ2】【攻撃強化】【対結界攻撃】【ディスペル】【フェイタルダメージ】【レンジダメージ1】【レンジダメージ2】【レンジダメージ3】 効果 この長所は、「特性スキル」を採用している場合のみ使用できる。この長所取得時に、〇〇に好きな種類の「特性スキル」名を記載する。対象にダメージを与える際、その対象が指定した「特性スキル」を所持していた場合に、そのスキルで増加するスキル数の2倍の値だけ、与えるダメージ(近接戦か射撃戦か魔術戦のみ、【魔力】へのダメージとBSの増加は行えない)を上昇させる。この長所は二個まで取得することが可能。 ・属性特攻〇〇 追加可能宝具効果 【カウンターダメージ1】【カウンターダメージ2】【クリティカルダメージ1】【クリティカルダメージ2】【攻撃強化】【対結界攻撃】【ディスペル】【フェイタルダメージ】【レンジダメージ1】【レンジダメージ2】【レンジダメージ3】 効果 この長所取得時に、〇〇に好きな種類の「属性」名を記載する。対象にダメージを与える際、その対象が指定した「属性」を所持していた場合に、そのダメージ(近接戦か射撃戦か魔術戦のみ、【魔力】へのダメージとBSの増加は行えない)を4点上昇させることができる。 ・特性特妨〇〇 追加可能宝具効果 【妨害】 効果 この長所は、「特性スキル」を採用している場合のみ使用できる。この長所取得時に、〇〇に好きな種類の「特性スキル」名を記載する。この宝具に対する奥義破り時、奥義破りを行うキャラクターが指定した「特性スキル」を所持していた場合に、その宝具破り判定のダイスの内、一番数値が高い出目1つを1に変更しなければならない。 ・レンジ拡大 追加可能宝具効果 【クリティカルダメージ1】【クリティカルダメージ2】【ディスペル】【フェイタルダメージ】【レンジダメージ1】【レンジダメージ2】【レンジダメージ3】【防御1】【防御2】 効果 宝具効果に記載されている「射程」を1上昇させる。この長所は何個でも取得することが可能。 ・必中付与 {追加可能宝具効果 【攻撃強化】【判定操作2】 効果 この長所を取得した宝具は、命中判定の前に使用することができる。その命中判定でスペシャルが発生した場合、その攻撃に「この攻撃に対しての回避判定はスペシャルでないと成功しない」効果を得る。 ・無敵貫通 追加可能宝具効果 【クリティカルダメージ1】【クリティカルダメージ2】【攻撃強化】【対結界攻撃】【ディスペル】【フェイタルダメージ】【レンジダメージ1】【レンジダメージ2】【レンジダメージ3】 効果 宝具効果【防御1】によるダメージ無効化時、ダメージ無効化効果を貫通し、通常通りダメージを与えることができる。 ・防御無視 追加可能宝具効果 【攻撃強化】【判定操作2】 効果 この長所を取得した宝具は、命中判定の前に使用することができる。その命中判定でスペシャルが発生した場合、その攻撃に「ダメージを減少させるスキルと宝具の効果を無効化する」効果を得る。 ・回避困難 追加可能宝具効果 【攻撃強化】 効果 この長所を取得した宝具を使用した攻撃に対し、対象は回避判定に-3の修正を得る。 ・威力減衰 追加可能宝具効果 【防御1】 効果 追加長所【無敵貫通】により宝具効果が無効化された際、【防御1】の効果を「自身が受けるダメージを半分に変更する(端数切り上げ)」効果に変更する。 ・瞬間防御力上昇 追加可能宝具効果 【防御2】 効果 宝具により受けるダメージを減少させる際、減少させる数値を3点上昇させる。この長所は何個でも取得することが可能。 ・状態異常耐性付与 追加可能宝具効果 【防御2】【防御3】 効果 自身がBSの効果を受ける際、この長所を取得している宝具を使用することができる。そのBSの効果を1つまで無効化する。この長所は何個でも取得することが可能。 ・常時防御力上昇 追加可能宝具効果 【防御3】 効果 宝具により受けるダメージを減少させる際、減少させる数値を2点上昇させることができます。この長所は何個でも取得することが可能。 ・着用型宝具 追加可能宝具効果 【防御3】 効果 この長所を取得した宝具効果発動時、この宝具に対し宝具破り判定と宝具妨害を行えなくなる。この長所を取得する際は、必ず宝具弱点の内【部位弱点】【特性弱点】の内どれかを一つ以上を取得しなければいけない。 ・運命変転 追加可能宝具効果 【判定操作1】 効果 宝具効果使用時、サイコロを振り直す際にサイコロの出目1つを2上げる。出目1なら3に、4なら6となる。ただし出目5、6の場合は効果無し。 ・運命操作 追加可能宝具効果 【判定操作2】 効果 宝具効果使用時、変更するサイコロの数を2つにし、判定を行わずスペシャルにする。この長所を取得する際は、必ず宝具弱点【大失敗】を修得しなければならない。 ・運命遮断 追加可能宝具効果 【妨害】 効果 宝具効果使用時、出目を1に変更するサイコロの数を2つにする。 ・宝具相殺 追加可能宝具効果 【クリティカルダメージ1】【クリティカルダメージ2】【フェイタルダメージ】【レンジダメージ1】【レンジダメージ2】【レンジダメージ3】 効果 自身がダメージを与える宝具効果の対象になった際、この長所を取得した宝具効果を使用することができる。宝具による攻撃を行った対象と自身は「2d6+宝具で与えられるダメージ数」でダイスロールを行い、その達成値を競わせる。ダイスロールで敗北したキャラは、「勝者の達成値-敗者の達成値」分のダメージを受ける。 ・戦場効果強化 追加可能宝具効果 【固有結界1】【固有結界2】【固有結界3】【神殿建造】 効果 宝具により戦場を変更する際、選択する戦場を二つに増やす。変更する戦場は、選択した二つの戦場の効果が両方適用される特殊な戦場へと変化する(同じ戦場を二つ選択し、効果を累積させても良い。極地のダイスは1回のみ振り、効果が適用される場合に、受けるダメージが2点に変更されるものとのする)。 ・軍勢召喚/〇〇 追加可能宝具効果 【固有結界1】【固有結界2】 効果 戦場を変更した際、プロットの内「奇数」か「偶数」かを選択し、どちらかのプロット全てにレベル3以下の選択したエネミー(クラスにエネミー表記があるもの)を召喚し、配下につけそれぞれのプロットに配置する。召喚したエネミーは毎ラウンド必ず同じプロット値を選び続けなければならない。この長所を取得する際は、必ず宝具弱点【結界維持】を取得しなければならない。 ・軍勢強化 追加可能宝具効果 【固有結界1】【固有結界2】 効果 長所【軍勢強化/〇〇】で召喚できるエネミーのレベルを1上昇させる。この長所は2個まで取得することが可能。 ・術者強化 追加可能宝具効果 【固有結界3】【神殿建造】 効果 自身が宝具で変更した戦場である限り、使用者の攻撃と回避の判定に+1、ダメージ+1を得て、自身がダメージを受ける際に、そのダメージを1点減少させる。この長所は3個まで取得することが可能。 ・召喚種類追加 追加可能宝具効果 【召喚A】 効果 この長所が追加された宝具を修得する際、指定するエネミーを数を2体に増やし、宝具を使用する際に選んで召喚することができる。 ・蘇生制限解除 追加可能宝具効果 【蘇生】 効果 宝具使用時、【生命力】の回復値を「1d6」に変更する。この長所を取得する際は、必ず宝具弱点【蘇生限界】を取得しなければならない。 ・安定回復 追加可能宝具効果 【蘇生】 効果 宝具使用時、【生命力】回復値のダイスロールを「5」に固定する。 ・回復値上昇 追加可能宝具効果 【蘇生】 効果 宝具による【生命力】回復時、その回復量を「本来の回復値の2倍」に変更する。この長所を取得する際は、必ず宝具弱点【消費魔力増大】を1つ以上取得しなければならない。 ・対界宝具 追加可能宝具効果 【対結界攻撃】 効果 宝具使用時、宝具使用者のレベルと同じ値だけ、与えるダメージを上昇させる。この長所を取得する際は、必ず宝具弱点【抑止の制限】と【消費魔力増大】を3つ以上取得しなければならない。 ・初見対応 追加可能宝具効果 【ディスペル】 効果 宝具を使用し宝具破りを行う際、宝具情報を取得していなくても宝具破りを行うことができる。 ・因果突破 追加可能宝具効果 【ディスペル】 効果 「この宝具に対し宝具破り判定を行えない」効果を持つ宝具が使用された場合に、この長所を取得した宝具による宝具破りが行えるようになる。 ・絶対阻止 追加可能宝具効果 【ディスペル】 効果 宝具を使用し宝具破りを行う際、その判定のダイスを振らずにその判定を成功にする(スペシャルではない。達成値が必要になっ場合、10として扱う)。この長所を取得する際は、必ず宝具弱点【大失敗】を取得しなければならない。 ・狂化上昇 追加可能宝具効果 【自己狂化】 効果 宝具使用時、戦闘終了まで全ての行為判定と与えるダメージに+1、ファンブル値-1を得て、自身がダメージを受ける際に、そのダメージを1点減少させる。この宝具を使用した戦闘終了時、【魔力】を更にに1点減少する。この長所は2個まで取得することが可能。この長所を取得する際は、必ず宝具弱点【消費魔力増大】を「この長所を取得した数」以上取得しなければならない。 ・限界駆動 追加可能宝具効果 【自己狂化】 効果 宝具使用時、戦闘終了まで全ての行為判定と与えるダメージに+2、ファンブル値+1を得て、自身がダメージを受ける際に、そのダメージを1点減少させる。この長所は2個まで取得することが可能。この長所を取得する際は、必ず宝具弱点【限界の代償】を「この長所を取得した数」以上取得しなければならない。 弱点 ・消費魔力増大 追加可能宝具効果 【魔力強化1】【魔力強化2】【防御3】を除く全ての宝具効果 効果 宝具使用時、消費する【魔力】を1点上昇させる。この弱点は何個でも取得することが可能。 ・限界の代償 追加可能宝具効果 【蘇生】以外の全ての宝具 効果 宝具使用時、【生命力】を2点減少させなければならない。この弱点は何個でも取得することが可能。 ・スキル数低下 追加可能宝具効果 全ての宝具効果 効果 この弱点取得時、修得できるスキルの数を1つ減少させる。この弱点は何個でも取得することが可能。 ・難度軽減 追加可能宝具効果 全ての宝具効果 効果 この長所を取得した宝具効果に対する宝具破り判定時、その判定の目標値を2減少させる。この弱点は2個まで取得することが可能。この弱点をつけた宝具には、長所【常時発動型宝具】と【着用型宝具】を取得できない。 ・宝具威力低下 追加可能宝具効果 【カウンターダメージ1】【カウンターダメージ2】【クリティカルダメージ1】【クリティカルダメージ2】【攻撃強化】【対結界攻撃】【ディスペル】【フェイタルダメージ】【レンジダメージ1】【レンジダメージ2】【レンジダメージ3】 効果 効果 威力強化が追加された宝具効果は、対象にダメージを与える際、そのダメージを2点減少させることができる(ダメージが1点の場合は、1点だけ減少する)。この長所は与えるダメージが0以下にならない限り、何個でも取得することが可能。 ・レンジ減少 追加可能宝具効果 【クリティカルダメージ1】【クリティカルダメージ2】【ディスペル】【フェイタルダメージ】【レンジダメージ1】【レンジダメージ2】【レンジダメージ3】【防御1】【防御2】 効果 宝具効果に記載されている「射程」を1減少させる。この長所は「射程」が0以下にならない限り、何個でも取得することが可能。 ・脆弱性 追加可能宝具効果 【防御1】 効果 宝具効果使用時、「BSの効果を受けなくなる」の効果を無効化する。 ・防御力低下 追加可能宝具効果 【防御2】【防御3】 効果 宝具により受けるダメージを減少させる際、減少させる数値を3点減少させる。この弱点は「軽減するダメージ量が0にならない限り」何個でも取得することが可能。 ・部位弱点 追加可能宝具効果 【防御1】【防御2】【防御3】 効果 この弱点を取得している宝具使用者の【真名】を獲得しているキャラクターは、宝具使用者への命中判定時に「弱点を狙う」ことを宣言することができる。その場合、攻撃者の命中判定に-2の修正を与え、その攻撃に対しこの弱点を取得している宝具を使用できなくなる。 ・特性弱点/〇〇 追加可能宝具効果 【防御1】【防御2】【防御3】 効果 この弱点取得時に、好きな「特性スキル」名を一つ選択する。この弱点を取得している宝具使用者に対し攻撃するキャラクターが、指定したスキル名の「特性スキル」を所持する場合、そのスキルで増加するスキル数の値だけ、与えるダメージ(近接戦か射撃戦か魔術戦のみ、【魔力】へのダメージとBSの増加は行えない)を上昇させ、その攻撃に対しこの弱点を取得している宝具を使用できなくなる。 ・蘇生限界 追加可能宝具効果 【蘇生】 効果 この弱点を取得した宝具により【生命力】を回復する場合、回復する【生命力】の値に「自身の【生命力】が0を下回った数値」分回復量を減少させなければならない。 ・結界維持 追加可能宝具効果 【固有結界1】【固有結界2】【固有結界3】【神殿建造】 効果 この弱点を取得した宝具で指定した戦場である限り、毎ラウンドの終わりに【魔力】を1点減少させなければならない。この弱点は何個でも取得することが可能。 ・召喚制限 追加可能宝具効果 【召喚A】 効果 この弱点を取得した宝具でエネミーを召喚する場合、そのエネミーはレベル6までに限定される。 ・大失敗 追加可能宝具効果 【判定操作1】【判定操作2】【ディスペル】 効果 この弱点を修得した宝具に対する宝具破りが成功した場合、自身はファンブルエリアに移動する。 ・束縛軽減 追加可能宝具効果 【妨害】 効果 この弱点を修得した宝具の効果を受けた判定に対して、さらに変更を加える効果を使用できるようになる。 ・抑止の制限 追加可能宝具効果 【対結界宝具】 効果 長所【対界宝具】を取得している宝具にのみ、この弱点を取得させることができる。戦場が宝具の効果で変更されていない場合、長所【対界宝具】のダメージ上昇効果を無効化する。